PS5をApple Studio Displayに映せますか?
はい、Mac経由で可能です。
このガイドでは、Elgato Game Capture 4K Xを使い、お使いのMacを介してPlayStation 5のゲーム画面をApple Studio Displayに表示するための全手順をインタラクティブに解説します。Studio DisplayにはHDMI入力がないため直接接続はできませんが、この方法で高画質なゲーム体験が実現します。
接続の全体像

PS5
→
↓
HDMI

4K X
→
↓
USB-C

Mac
→
↓
Thunderbolt

Studio Display
準備リスト
始める前に、以下のものが必要になります。持っているものにチェックを入れましょう。
設定手順
以下の3つのステップに従って設定を進めてください。各ステップをクリックすると詳細が表示されます。
1
PS5のHDCPを無効にする
この設定は非常に重要です。HDCP(著作権保護技術)が有効だと、ゲーム画面がキャプチャーボードに表示されません。
- PS5のホーム画面から「設定」(歯車アイコン)を開きます。
- 「システム」を選択します。
- 「HDMI」の項目に移動します。
- 「HDCPを有効にする」のチェックを外して無効化します。
2
機器を接続する
図で確認した通りに、各機器をケーブルで正しく接続します。
- PS5の「HDMI出力」ポートと、4K Xの「HDMI IN」ポートをHDMIケーブルで接続します。
- 4K Xの「USB-C」ポートと、MacのThunderbolt/USB-CポートをUSB-Cケーブルで接続します。
- MacとApple Studio Displayは、通常通りThunderboltケーブルで接続された状態にしておきます。
3
Macで映像を映す
無料のキャプチャーソフト「OBS Studio」を使って、Macに取り込んだPS5の映像を表示します。
- まだインストールしていない場合は、OBS Studioを公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- OBS Studioを起動し、「ソース」パネルの「+」ボタンをクリックします。
- 「映像キャプチャデバイス」を選択し、新しいソースを作成します。
- 「デバイス」のドロップダウンメニューから「Game Capture 4K X」を選択します。
- プレビュー画面にPS5の映像が表示されれば成功です。プレビューウィンドウを右クリックし、「ウィンドウプロジェクター」または「全画面プロジェクター」でStudio Displayにフルスクリーン表示できます。
最後に知っておくべき注意点
表示遅延について
この方法では、Macのソフトウェアを介して映像を処理するため、わずかな表示遅延(レイテンシー)が発生します。Elgato 4K Xは非常に低遅延ですが、一瞬の反応が重要な競技性の高いゲームでは、遅延が体感できる可能性があります。
パススルー出力は使いません
4K Xには「HDMI OUT」というパススルーポートがありますが、これは遅延のない映像を別のモニターに出力するためのものです。今回のApple Studio Displayへの接続構成では、このポートは使用しません。